不動産投資23年の運営者が、経験から選んだサービスを紹介。

環境が変わると、当たり前が当たり前でなくなる――モスクワ赴任で学んだ判断の変え方

会社員だったころ、私は1997年から1999年まで、家族を連れて海外に赴任しました。最初の6か月はフィンランドのヘルシンキ、そのあとモスクワに移り、サービス部品の供給の責任者を務めました。

日本で当たり前だったことが、そこでは当たり前ではありませんでした。その経験が、のちの不動産投資の判断に影響しています。

当時のモスクワ

ソ連が崩壊して数年後のロシアは、経済が急に伸びる一方で、治安は不安定で、物が不足していました。

私たち家族は、外国人専用のマンションに住みました。公共の交通機関を使うことは禁じられ、いざというときに国外へ出るための航空券を、常に持たされていました。

1998年には、アジアの通貨危機がロシアに及びました。激しいインフレが起き、通貨の単位を切り下げるデノミも行われ、最後には経済が行き詰まりました。私たちは、日本へ緊急に帰国することになりました。

国の経済が、短いあいだに大きく変わる。それを、暮らしのなかで経験しました。

物がないことが、普通でした

当時のモスクワでは、とにかく物がありませんでした。欲しいものが、欲しいときに店に並んでいるとは限りません。

そこで身についたのが、「欲しいものを見つけたら、その場で必ず買う」という習慣です。

たとえば、冬に子どもが使うソリです。私は、夏に店で見つけて、すぐに買いました。冬になってから探しても、どこにも売っていないからです。

お米も、いつも買いだめしていました。次にいつ手に入るか、分からなかったからです。

日本では、必要になってから買いに行けば間に合います。モスクワでは、必要になってからでは遅い。同じ「買い物」でも、前提がまったく違いました。

身についた2つの力

この暮らしのなかで、2つの力が身についたと思っています。

良いものを見分ける力

いつでも買えるわけではないので、目の前にある物が本当に必要か、質は十分かを、その場で判断しなければなりません。迷って帰ると、次はありません。

見つけたら、すぐに動く速さ

良いと判断したら、その場で買う。あとで考えよう、は通用しませんでした。

不動産の判断に、どうつながったか

不動産も、同じ物件は二つとありません。良い物件は、ほかの人も探しています。見つけたときに動けなければ、次に同じ条件の物件が出てくる保証はありません。

2007年、私が初めて一棟のマンションを買ったときが、そうでした。

  • 10月22日(月):不動産会社から、メールで物件の紹介が届く。翌日の夜の内覧を予約
  • 10月23日(火):夜9時に現地を見て、その場で買うと決めて伝える
  • 10月27日(土):売買契約
  • 10月29日(月):2週間の海外出張へ出発。空港から銀行の担当者と打ち合わせ(出張中に融資が承認)
  • 11月6日(火):決済と引き渡し(妻が代わりに手続き)

紹介から決済まで、約2週間です。当時は会社の仕事も忙しく、1年の3分の1は海外出張という時期でした。それでも、機会はこちらの都合を待ってくれません。合わせるしかありませんでした。

速さだけでは、失敗します

ただし、速く動くことと、急いで決めることは違います。

モスクワで夏にソリを買えたのは、「冬に必要になる」「冬には売っていない」と、先に分かっていたからです。判断の基準が先にあったから、見つけた瞬間に動けました。

2007年の物件も同じです。私はその前に、銀行に融資を申し込み、いくらまで借りられるかの枠を確かめてありました。一棟のマンションを探して、内覧も重ねていました。準備ができていたから、その場で決められたのです。

不動産も同じです。物件を見てから基準を考えるのでは、間に合いません。

  • 毎月の収支が、いくらなら買うのか
  • 自己資金は、いくらまで出せるのか
  • どの地域の、どんな物件を探しているのか
  • どういう条件なら、見送るのか

これを先に決めておけば、良い物件に出会ったとき、迷わずに動けます。基準がないまま速く動くと、良くない物件を急いで買うことになります。

環境が変われば、前提を見直す

もう一つ、モスクワで学んだことがあります。自分が当たり前だと思っている前提は、場所や時代が変われば、変わるということです。

不動産投資でも、金利、融資の条件、家賃の相場は、変わり続けています。数年前にうまくいった方法が、いまも通じるとは限りません。「前はこうだった」ではなく、「いまはどうか」を確かめる習慣が、判断の誤りを減らしてくれます。

ふりかえり:当時のモスクワ/物がないことが、普通でした/身についた2つの力/不動産の判断に、どうつながったか/速さだけでは、失敗します/環境が変われば、前提を見直す

まとめ

物がないのが普通の国で、私は、良いものを見分ける力と、見つけたらすぐに動く速さを身につけました。それは、のちに不動産を選ぶときの土台になりました。

これから不動産投資を始める方にお伝えしたいのは、速さの前に、基準を持つことです。何を、いくらで、どういう条件なら買うのか。それを先に決めておけば、機会が来たときに動けます。

この記事を書いた運営者が選んだサービス

目的に合うサービスを選ぶ

不動産投資23年の運営者が、自分の経験から選んだサービスです。お申し込みのあとは、各サービスの担当者からご連絡します。

戸建てで始めたい方

リノベーション済みの戸建てを、自己資金は基本0円で。物件探しから客付けまで、提携先がまとめて引き受けます(年収300万円以上の方)。

自分で学んで始めたい方

築古の戸建てを選び、直し、貸す力を、30棟を持つ運営者の動画講座で身につけます。受付中・月額5,500円から。

税金を払いすぎていそうな方

控除の申告漏れなどで払いすぎた税金は、取り戻せる場合があります。提携先が無料で相談をお受けします。

提案された物件を試算したい方

価格・家賃・ローンの条件を入れると、毎月の手取りをその場で計算できます。

すべてのサービスを見る →

【PR】ご希望の方を提携先へご紹介し、ご紹介によって当サービスが提携先から謝礼を受け取る場合があります。お客様のご負担が増えることはありません。

\ 最新情報をチェック /

PAGE TOP