築古戸建ての工事、業者の選び方と頼み方――任せるからこそ決めておく4つのこと
築古の戸建てを買って貸すとき、避けて通れないのが工事です。私は築古の戸建てを始めた最初の3棟だけ、自分でも少し手を入れました。それ以降は、業者に任せています。
任せる理由は、工事が遅れると、そのぶん家賃が入らないからです。たとえば家賃が月5万円の戸建てで工事が3か月延びれば、15万円の家賃を受け取れなかったことになります(仮の数字です)。自分でやって工事費を安くしても、遅れれば、かえって損になることがあります。
任せるからこそ、業者の選び方と頼み方が大切になります。私が心がけていることをまとめます。
業者を選ぶときに見る4つのこと

- 返事が早いか。 問い合わせや見積もりの依頼に、すぐ返してくれるかを見ます。
- 見積もりの中身が分かるか。 「一式」ばかりではなく、項目と数量が書かれているかを見ます。
- 工期を守るか。 約束した日までに終わらせてくれるかどうかです。
- 築古の戸建てに慣れているか。 古い家は、開けてみて初めて分かる傷みがあります。慣れている業者は、その見込みも含めて話してくれます。
私は、金額の安さよりも、早さと確実さを重く見ています。
頼むときに伝える4つのこと
- 直す範囲と、直さない範囲。 どこまで直すかを書き出して渡します。
- 予算の上限。 家賃から逆算した、かけられる金額を伝えます。
- いつまでに終えるか。 貸し出したい時期から、終わりの日を決めます。
- 報告のしかた。 途中の様子を、写真で送ってもらいます。
頼み方が具体的なほど、見積もりも工事もぶれません。
見積もりで「一式」が多いときは
「内装工事 一式」のように、まとめて書かれた見積もりは、何にいくらかかっているかが分かりません。項目と数量に分けて出してもらえるか、頼んでみます。分けてもらえれば、ほかの業者の見積もりとも比べやすくなり、削れる所も見えてきます。
長く付き合うために
良い業者とは、長く付き合うことが大切です。私が心がけているのは、次の4つです。
- 連絡にはすぐ返す。 こちらの返事が遅いと、工事も遅れます。
- 決めることには期限を切る。 何を、いつまでに決めるかをはっきりさせます。
- お礼は形にして返す。 良い仕事には、次の仕事で応えます。
- 信頼したら、任せる。
信頼できる業者は、賃貸経営のいちばんの財産だと思っています。
はじめての方は、最初は自分も関わってみる
これから始める方には、1棟目はできる範囲で工事に関わってみることもお勧めします。工事の中身と費用の感覚がつかめると、見積もりが高いか安いかを判断でき、業者への頼み方も具体的になります。
ただし、いつまでに貸し出すかという期限を先に決めて、間に合わない部分は任せてください。工期も、費用の一部です。

まとめ
築古の戸建ての工事は、業者に任せる部分が大きくなります。だからこそ、返事の早さ、見積もりの中身、工期を守るかで業者を選び、範囲・予算・期限・報告のしかたを具体的に伝えることです。
工事の範囲や、直したあとの家賃の考え方は、築古戸建てを再生する時に先に見るべきことにまとめています。物件の見極めから、直して貸すまでの流れは、運営者の動画講座空き家投資塾で順にお伝えしています。
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